コラム

夏バテと食事

ワンちゃん
今年は近年例を見ないほどの猛暑が続きましたが、いかがお過ごしでしょうか。愛犬の体調は万全でしょうか。
元気なんだけれど、食欲がない、ということはありませんか?そのため、フードを次々と変えてみたり、大好きなビーフジャーキーばかり与えていることはありませんか。これは、夏バテの兆候かもしれません。夏バテとは、猛暑が続いたり気温が大きく変化したときなどに、体がそれについてゆけず、体調不良になることです。夏バテは、様々な要因が重なって引き起こされます。たとえば、夏のクーラーのきいた部屋と外の暑いところを行き来すると、体がどちらに合わせていいのか分からずに混乱し、体調を崩します。また、気温が高いにも関わらず、水を十分に補給できていないと軽い脱水状態になるのも夏バテの特徴です。また、夏バテは、なりやすい子となりにくい子がいるようです。たとえば、普段からあまり運動せず、食が細く、好き嫌いのあるワンちゃんに起こりやすいようです。
お肉、野菜、ミネラル、ビタミン類などバランスのとれた食事をとり、常日頃から適度な運動をし、クーラーのかけ過ぎに注意する、などを気をつけることで夏バテを防ぐことができるでしょう。まだまだ残暑は続くでしょうから、愛犬とともに元気よく乗りきりたいものですね。

 

ネコちゃん
暑さもやわらぎ少しずつ過ごしやすい日が増えてきました。これからの季節はネコちゃん達も食欲が増やす頃ですが肥満には注意してください。厚い皮下脂肪で肋骨が触れないネコちゃんや、お腹が垂れ下がっているネコちゃんは要注意です。人間と同じようにネコちゃんの場合も肥満は心臓病や糖尿病、膵炎などいろんな病気を引き起こす原因になります。ついついねだられるだけご飯を与えたり、好きなものばかりあげたりすることは結局、ネコちゃんにとっても飼い主さんにとっても将来不幸をもたらす結果につながってしまうのです。
肥満にならないよう食事は腹8分目にしましょう。また、ネコちゃんは偏食しがちですがバランスのとれた食事を採れるように小さい頃からいろんなものを食べさせるようにしてください。

 

シマリスちゃん、プレリードックちゃん
シマリスちゃんやプレリードックちゃんの皮膚はきれいですか?やたらと毛づくろいをして舐めたり、かじったりしてませんか?皮膚や毛の状態を良く見てください。もし、毛並みが美しくないような時には皮膚病かもしれません。皮膚病は細菌やカビ、ダニやシラミなどの寄生虫などの感染でも起こりますし、ホルモンの分泌や栄養の問題によっても起こります。また、シマリスちゃんやプレリードックちゃんのようなリス科の動物さんは、ストレスにより皮膚を舐めまわし、かじったりして、自分で傷つけてしまう自咬症という病気を起こすこともあります。ストレスのない環境づくりが予防の1つになりますし、バランスのとれた食事やきちんと掃除された生活空間を維持するようにすることも大切です。