どうぶつのセンター病院

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犬:ケンネルコフ 猫:外耳炎 フェレットさん:インスリノーマ|川口市の動物病院なら、どうぶつのセンター病院にご相談ください。犬、猫、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモット、シマリス、プレリードッグなど幅広く診療。

コラム

犬:ケンネルコフ 猫:外耳炎 フェレットさん:インスリノーマ

ワンちゃん「ケンネルコフ」
 空気も冷たくなり、乾燥してワンちゃんも風邪をひきやすい季節になりました。ワンちゃんがひく風邪の中でケンネルコフと言う病気があります。ケンネルコフを訳すと「犬の咳」です。
 正式な病名は犬伝染性気管(支)炎です。この風邪は非常にしつこく、ひどい咳を特徴とします。原因はウイルス(パラインフルエンザウイルス、アデノウイルスなど)と細菌(ボルデテラ)が複雑に絡んでいます。これらウイルスや細菌が感染するとしつこく、ひどい咳が出ます。咳の特徴として乾いた咳で「ケッケッ」と聞こえる咳をします。最後に痰を切るように「ケーッ」と言って泡状の液体を吐く事もあります。この咳を放っておくと熱が出て、鼻水が出るようになり、最後に肺炎に進行します。ここまで行くと命に関わる可能性もあります。
 歳をとったワンちゃんや若いワンちゃんでは感染しやすく重症化しやすいです。温度や湿度、環境などの管理は重要ですが、ワクチンをしっかりと打って予防する事も忘れないでください。ワクチンはワンちゃんに入ってくる病原菌から身体を守ってくれます。 また咳かな?と思ったらすぐに病院へおいで下さい。

ネコちゃん「外耳炎」
 お宅のネコちゃんは耳を痒がっていませんか?耳の形や個体差もありますが、猫ちゃんの耳の中は健康であれば耳垢が付きにくいものです。黒っぽい耳垢が多かったり、赤みがあったり、においがでたり、掻いたり、頭を振ったりして痒がっているようなら、外耳炎や耳ダニなどの感染を起こしているかもしれません。外耳炎はひどくなると、中耳や内耳まで炎症が及んだり、痒がって頭を振ったりこすりつけたりして耳をぶつけると、耳介に内出血を起こし、皮下に血液がたまって血種と言う状態になる事もあります。
 日頃から定期的に耳の中も見るようにして、掃除したいときは指が届く範囲をふく程度にとどめてください。自公が増えたり、赤みが出たりするようなら早めに病院へおいで下さい。家で耳垢が多いからと言って綿棒を使って掃除すると、動いてキズを付けたり、耳垢を奥へ押し込んでしまう事になりますので、やめた方が安全です。

フェレットさん「インスリノーマ」
 フェレットさんの3大腫瘍として、リンパ腫、副腎腫瘍、そしてインスリノーマが挙げられます。
 インスリノーマとは、膵臓にあるインスリンを分泌する組織に腫瘍ができることによっておこる病気で、おもに、中高齢のフェレットさんでしばしば見られます。インスリンとは、血液中の糖を細胞に取り込むよう促すホルモンで、正常なフェレットさんでは、血液中の糖の量が多くなるとインスリンが分泌されて、血液中の糖が取り込まれ、一定量に調節されます。しかし、インスリノーマのフェレットさんの場合、血液中の糖が多くなくても常にインスリンが分泌されるため、逆に、血液中の糖が少なくなりすぎてしまい低血糖になります。
 低血糖になると、元気がなくなって、寝ていることが多くなり、だるそうにしていたり、後ろ足がふらつくようになったりします。重度の低血糖になると、てんかん様の発作を起こしたり、涎を出したり、場合によっては意識がなくなることもあります。一方で、血糖値は常に変動しており、症状は一定ではありません。発作の時以外は一般状態に異常がないこともあります。
インスリノーマの治療には外科手術と内科治療のいずれかが選択されますが、いずれにしても完治するのは困難です。しかし、治療することで、何もしない場合に比べて快適な生活を送れることが多いため、インスリノーマと診断された場合には、いずれかの方法で治療を行うことが勧められます。
外科手術では、膵臓にできた腫瘍を摘出します。多くの個体で、手術後に永続的ないし一時的に症状の改善がみられるため、外科手術の適応が可能なフェレットさんで行われている治療法です。一方で、インスリノーマは小さく、同時に複数できることが多いため、目に見えない腫瘍は取れないために、再発することがあります。
内科治療の場合は、腫瘍そのものではなく、血糖値のコントロールを目的に行われます。低血糖の状態を改善するため、こまめにご飯を食べさせたり、膵臓に負担をかけにくいご飯を与えたりします。それでも、コントロールできない場合には、血糖値を上げたり、インスリンの分泌を抑えるようなお薬を使うこともあります。腫瘍はそのままなので、長期的には症状が悪化していきますが、手術を行えないフェレットさんでは、快適な生活を送らせてあげるために行われることがあります。
もし、自宅で発作が起こった場合には糖を与える必要があります。発作中は物をうまく飲み込めないので、ガムシロップなどの糖液を歯茎に刷り込んであげてください。急激な血糖値の上昇は、さらなるインスリンの分泌を促すため、過剰な投与は禁物です。お早めに、かかりつけの動物病院で診察を受けるようにしましょう。
長生きをするフェレットさんが増えてきました。年とともに、さまざまな病気にかかることがあると思いますが、治らないからとあきらめず、病気と上手に付き合って幸せな一生を送らせてあげてください。

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