どうぶつのセンター病院

0482666611

年中無休
9:00~12:00
15:00~19:00

ワンちゃん:熱中症?熱射病?日射病? 猫ちゃん:クーラー病 うさぎさん:飛節びらん(ソアホック、足底皮膚炎、足底潰瘍)|川口市の動物病院なら、どうぶつのセンター病院にご相談ください。犬、猫、ウサギ、フェレット、ハムスター、モルモット、シマリス、プレリードッグなど幅広く診療。

コラム

ワンちゃん:熱中症?熱射病?日射病? 猫ちゃん:クーラー病 うさぎさん:飛節びらん(ソアホック、足底皮膚炎、足底潰瘍)

ワンちゃんの「熱中症?熱射病?日射病?」
熱い季節になってきました。この時期になると熱中症が増えてきます。この熱中症には「熱射病」、「日射病」と言われるものがあります。
日射病は炎天下でなる病気です。炎天下での散歩や、海の砂浜で日陰などに入れずにいるとなってしまいます。
熱射病は「温度」と「湿度」が重要な要因となります。温度が高いときはもちろん熱射病になりますが、湿度が高ければ、温度が25度ぐらいでも熱射病になります。ワンちゃんは体にこもった熱をパンティング(あえぎ呼吸)することで放出させます。ところが、湿度が高いとうまく熱を蒸散させることができず体温が下がりません。人間とは違いワンちゃんは毛でおおわれていますし、汗腺はわずかに肉球にあるだけなので、急激に体温が上昇します。
他に熱中症は体調にも関係してきます。例えば散歩は週末にしか行かないワンちゃんが、暑いところで一時間も散歩すればあっという間に熱中症になってしまうでしょう。これは普段の運動不足で体の発熱、放熱に慣れていないからです。また、下痢、発熱など体調を崩しているときにも起こります。犬種によってかかりやすい種類があります。パグやボクサー、ブルドッグなどの短頭種や、大型犬がそれです。また、老犬や肥満犬も要注意です。

熱中症の怖いところは、軽く見えてものちに進行して死にいたる場合があるということです。ハーハーと言って大量に唾液をたらしながら呼吸をしている状態をそのままにしておくとぼんやりとし始め、虚脱、下痢、嘔吐をおこして亡くなることもあります。この時、体の中では各臓器が出血を起こしています。ハーハーしてフラフラするようであれば、ワンちゃんが熱中症の疑いがあます。その時はまず涼しく風通しの良い所に移動させ水で体を冷やしてください。この時、水が冷たすぎると皮膚の血管が収縮し、体の臓器に冷たい血液が行き渡らなくなる可能性がありますから、普通の水道水ぐらいの温度が適当です。また、口や鼻に水が入らないようにします。頚部、脇、股の両脇に保冷剤を当てると体温を下げるのに効果的です。身体を冷やしながら出来るだけ早く病院へおいでください。
ワンちゃんは人間よりも地面に近く熱を感じやすい環境にいます。十分に注意して散歩をしてあげてください。

 

 

猫ちゃんの「クーラー病」

じめじめとした暑い日が続き、エアコンで冷房やドライをかけることも増えてきていると思いますが、お宅の猫ちゃんは元気に過ごしていますか?暑すぎると熱中症の危険もありますが、エアコンで冷やしすぎると鼻水が出たり熱が出たりなど体調を崩す可能性があります。特に、子猫や老猫で上のほうに行けない子たちは下にいることが多く、冷気は下にたまるため冷えすぎる可能性が高くなります。また、ドライ運転は思ったより冷えることもあります。風通しがなく閉め切って室温が上がってしまう部屋でのお留守番や涼しいところに移動できない環境、子猫や老猫など冷房は熱中症にならないために必要なこともあります。設定温度を高めにして使うなど工夫して冷やしすぎて体調を崩したりしないよう注意して暑い夏を乗り切りましょう。

 

 

うさぎの「飛節びらん(ソアホック、足底皮膚炎、足底潰瘍)」

ウサギには足の裏に犬や猫のようなパッドがなく、 全て毛でおおわれています。そして人間のようにかかと(踵)をつけて歩行するため、かかとに皮膚炎や潰瘍を起こすことがあります。これを「飛節びらん」といいます。ソアホック、 足底皮膚炎、足底潰瘍と言われることもあります。床につくかかとあたりに起こるのですが、前肢の裏に起こることもあります。遺伝的に足の裏の毛や皮膚の厚さが薄いウサギ・大型または肥満のウサギ・高齢のウサギ・1ヵ所で動かないウサギ等に起こりやすいです。足の裏が刺激を受けやすい硬い床(特に金網のもの)・ 湿った床・不潔な床などでおきやすいです。

初めはごく小さな脱毛と赤くなっているくらいの症状ですが、すでに感染を受けやすくなっています。そのような皮膚炎から、びらん(ただれること)、潰瘍と進み、中には皮膚が腐ったり、膿が溜まったりします。症状は大小様々で、普通は丸く、かさぶたができてとても硬くなることが多いのですが、出血することもあります。膿瘍(うんでくること)ができると、痛いので落ち着きがなくなったり、足をひきずったり、変な姿勢をとったりします。さらに病気がすすむと食欲がなくなり、体重が減っていきます。重症になると、 ブドウ球菌等の細菌が血液に入り血流にのって他の臓器に運ばれ、 全身的な病気になってしまい、命にかかわることもあります。

治療はウサギに対して行うとともに、床材を改善することが大切です。まずウサギの飛節びらんになっている部分をきれいに洗い清潔にし、消毒します。感染がある場合は抗生剤を投与し、足にも抗生剤の軟膏などをつけます。肥満のウサギは体重を減らし、足への負担を少なくしましょう。次に床材ですが、金網はやめて、柔らかく乾燥した床敷にしましょう。吸湿性のあるものを厚めに敷き、まめに取り替えましょう。カラー印刷していない古新聞は、保湿性・吸水性もよく、少しかじられても比較的安心です。タオルや布は爪がひっかかったり、かじったりするので注意が必要です。

いくら薬による治療をしても、原因になりやすい金網の床をそのままにしているとなかなか治りません。根気よく治療をするとともに、床材などへの目配りも忘れないようにしましょう。

ページトップへ戻る