コラム

フェレットちゃん フィラリア症

フェレットちゃん
暖かい日が続くようになりました。そろそろフィラリア予防の季節です。お宅のフェレットちゃんは毎年きちんと予防していますか?フェレットちゃんもワンちゃんと同じくフィラリアを持つ蚊に刺されることで感染します。予防せずに感染し、フェレットちゃんの体内で成虫に成長すると、心臓や肺がうまく動かなくなり様々な症状を示して死んでしまうこともある恐ろしい病気です。フィラリアは雄が10cm位、雌が30cmもありフェレットちゃんは体が小さいので1匹でも感染すると大きな障害を起こします。この病気の最大の治療は予防になります。蚊が飛び始めてからいなくなる月の1ヵ月後まで、つまり4月頃から12月頃までの毎月1回、予防薬をしっかり飲ませましょう。

 

ワンちゃん
桜の花も満開になり、ようやく春らしくなって来ましたね。春と言えば誕生の季節ですが、ワンちゃんの場合はそれぞれ生まれる時期が違います。春生まれもいれば、冬生まれのワンちゃんもいるということです。仔犬らしさが感じられるのは、生後1~3ヶ月でしょう。ブリーダーやペットショップで売られるのはその時期です。その時期は「社会化期」と呼ばれる時期で、母犬からおっぱいをもらって甘えていた時期から、離乳が始まり、母犬から犬社会の決まりを教えてもらう時期なのです。去年、動物愛護法が改正され強制ではないけれど、生後3ヶ月以前の仔犬を親犬からはなして売ることは控えるように言っています。また、同時に人間の社会のルールを教えていかなければいけない時期でもあります。母犬から教えられる服従の関係を知らずに育った子犬は、人の手によって一から教えなければいけません。
さて、ワンちゃんを我が家に迎え入れたときに、やらなければいけないことは他にもあります。まず、健康診断は必ず受けに来てください。狂犬病ワクチン、混合ワクチン、フィラリアの予防など、接種の時期は違いますが必ず受けてください。これらの伝染病や感染症はワンちゃんたちを苦しめたものばかりなのです。今でこそ、流行が減ってきていますが、予防を怠れば、感染の確立は確実に高くなります。

 

ネコちゃん
暖かい日が増え今まで家の中で丸まっていたネコちゃんもお外に出してあげたくなります。でも、ネコちゃんを一人で家の外には出さないようにしてください。外には伝染病や事故などの危険がたくさんあります。
ネコちゃんの感染症の中には命にかかわる怖い病気も多くあります。現在、猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症、猫白血病、猫クラミジア感染症という病気はワクチン接種により予防できるようになりました。ワクチンを接種しておくと感染しても発症を防いだり、発症を完全に防げなくても軽症ですむようになります。しかし、まだ猫エイズや猫伝染性腹膜炎という致死率の高い恐ろしい病気に対するワクチンはありません。このような病気からネコちゃんを守るためには外へ出るときはカゴに入れるか、リードをつけて飼い主さんと一緒に散歩しましょう。またうちのネコちゃんはお外に出さないからワクチンをうたなくても大丈夫、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、人間の手や靴などを介して病原体を家の中に運んでしまうことがありますから、年に1回必ずワクチン接種をしてあげてください。