コラム

ウサギさん 「うさぎのあくび」

うさぎのあくびは、緊張を和らげる時や落ち着いている時、ストレスを解消している時などに見られる他に、病気のサインとしてあくびをしている可能性もあります。

うさぎのあくびはそれほど珍しいものではありません。たまに見る程度であれば、上記で述べたような緊張を和らげる時や落ち着いている時、ストレスを解消している時などに見られることが多いです。しかし、回数が多い場合には病気の心配をした方がいいかもしれません。回数が多い場合は、心不全や脳自体の問題である可能性も出てきます。

もし、心不全などの病気の場合はあくび以外にも症状が出ます。出る可能性のある目立った症状としては、

・動きが鈍くなる

・食欲減退

・呼吸が早くなる、口を開けて呼吸する

といった姿がが見られるようになります。

心不全ではなく、脳自体に問題がある場合には、立てなくなるなどの症状が出てきます。

上記で述べたように、うさぎのあくびは珍しいものではありません。生活をしている中で、落ち着いているいる時にもあくびをします。病気の可能性があるとはいえ、回数が多くないようであればリラックスしているともいえます。あくびだけで病気と判断せずに他の症状もよく見て、動きが鈍い、食欲がないなどといった姿が見られた場合に動物病院へ行き診察を受けた方がいいでしょう。

あくびは血液中の二酸化炭素の濃度が上昇すると起こるもので、脳へ酸素を送るために、強制的に起こる仕組みになっています。つまり、脳が酸欠状態であることが原因で、その状態を解消するために行われる行為というわけです。眠い時やリラックスしている時などにも出ますが、何らかの病気で脳への酸素供給が足りないということもあります。

回数が頻繁でなければ、あまり心配する必要はありません。しかし、いつもよりも回数が多い、あくび以外にも異常な症状が見られる、様子がおかしいと感じた場合にはすぐに動物病院へ連れてきてください。飼っているうさぎの変化に気を付け、病気のサインを見逃さないようにしましょう。