コラム

ネコちゃん「お外はこわい」

寒さがやわらぎ、だんだんと温かくなってきました。

日照時間も長くなり、女の子のネコさんはそろそろ発情が始まります。男のコも、女の子のフェロモンを感じ取って落ち着かなくなります。

 

この時期、発情のあまり外に逃亡してしまうネコさんがいます。ふだん屋内にいるネコさんが外に出てしまうと、迷子になって帰れなくなったり、交通事故にあう危険があります。

また男の子は特にケンカに巻き込まれやすいので、怪我をしたり、感染症を移されてしまう危険性もあります。そのほかノミ・ダニをつれてきたり、お外で変なものを食べてお腹をこわしたり、寄生虫を貰って帰ってきてしまったり…特に猫エイズや疥癬など怖い病気もあります。ネコさんにとって屋外は危険がいっぱいです。

 

脱走して、すぐに見つかった場合でも、異常がないかいちど診察を受けることをおすすめします。

 

脱走を防止できるよう戸締りに注意するほか、早めにワクチン接種を行い、避妊・去勢手術を検討してください。もし脱走してしまっても早めにお家に帰れるように、首輪をつけるかマイクロチップを挿入しましょう。首輪が抜けたり切れたりすると、野良猫と間違われてしまい保護されても連絡が来ないこともあります。首輪のサイズや強度も忘れずにチェックしてください。

屋内飼育でも、工夫次第でネコさんは快適に満足して暮らすことができます。

 

お外に出たがる場合や連れ出す場合は、ハーネスをつけたりしっかりしたキャリーに入れるなど、常に目の届く範囲において、安全に過ごせるようにしてくださいね。