コラム

ワンちゃん「犬と腰痛」

今や腰痛は日本の人口の4分の1が悩まされる厄介な病気です。「体」の「要」と漢字が示すとおり、腰痛になると日常生活全体に支障が出ますよね。実は、ワンちゃんたちも腰痛のリスクを抱える子たちがいます。

 

人間では原因不明も含めて様々な理由で腰痛を発症しますが、ワンちゃんでは主に椎間板ヘルニアなどの椎間板疾患が原因になることが多いです。一説にはもともとワンちゃんは他の動物に比べて椎間板疾患を発症しやすいといわれているほか、ダックスフントやコーギーなど胴長の品種では解剖学的な理由および遺伝的な理由からよく腰痛を起こしやすくなっています。

 

椎間板疾患を疑う症状としては、段差を上りたがらない、抱き上げたときに悲鳴を上げる、散歩を嫌がるなどがあります。急にこうした症状が出た場合は特に椎間板疾患を疑って、すぐに来院するようにしましょう。それまではケージの中で過ごしてもらうなど、安静にするようにしましょう。