つい食事が豪華になりがちでだらだらしてしまう年末年始が終わると、ちょっとお腹周りが気になってしまいますね。ダイエットを考えつつも現実逃避をする方も少なくないでしょう。そんな今こそ、ワンちゃんの体型の変化も気を付けてみましょう。

まずワンちゃんが太ってしまう原因の一つに、運動量や基礎代謝によるカロリー消費量とごはんやおやつによる摂取量のバランスが取れていないことが挙げられます。ほとんどの場合高齢になるほど基礎代謝量も運動量も低下しますが、ご飯の量を変わらずあげていればワンちゃんは太ってしまいます。年齢や運動量に合ったご飯を選んであげることが重要ですが、中には甲状腺機能低下症やクッシング症候群など内分泌系の病気によって肥満を起こしている場合があります。

次にワンちゃんが痩せていってしまう場合、運動量が多い子なのにご飯のカロリーが足りていないケースもありますが、腫瘍や内臓疾患の可能性もあります。また、食欲も落ちている場合は消化器疾患や口腔内腫瘍も考えられるでしょう。

以上のように、ワンちゃんの体重変化の裏には様々な理由が隠れています。病気をいち早く発見するためにも、こまめに体重を測ったり他にいつもと違う様子があったりしないか見ておきましょう。気になる症状があれば病院に相談するようにしましょう。定期的な健康診断も体重の変化を見ていくのに大切ですよ。