コラム

フェレットさんの脾腫②

前回、フェレットさんの脾腫とは?および「原因」のお話をしました。

今回は「治療」と「予防」の話をします。

 

治療

治療は、脾腫を起こしている原因によって異なります。他の基礎疾患が脾腫の発生に関与している場合は、その疾患の治療を行います。腫瘍が原因で脾腫が起こっている場合には、脾臓の切除や抗癌剤の投与などを行います。基礎疾患が特にみられない場合には、経過を観察することがありますが、元気や食欲が落ちるなどの症状が発現した場合、脾臓が過度に腫大し破裂の危険性がある場合等には、外科的に脾臓を摘出することがあります。

 

予防

脾腫は他の病気に付随して起こる場合が多いため、普段からフェレットさんの様子に気を配り、行動や状態で変わったところはないかをチェックしましょう。また、定期的に健診を受けること、他の病気で受診する際に脾臓のチェックをしてもらうことなども重要です。