コラム

フェレットさん「感染症予防」

フェレットの感染症の予防は、多種の動物におけるのと同様に、飼育環境を清浄に保つとともに、他のフェレットとの不必要な接触を避けることが重要です。また、犬や猫、あるいは人との共通の感染症に罹患します。そのため、フェレットに限らず、多種の動物、特に食肉目動物との接触についてもできる限り避け、さらに飼育者以外の人間との接触も制限することが望ましいです。

 

一部の感染症についてはワクチンによる予防が可能であり、犬糸状虫症やノミ類の感染症に対しては薬物による治療的予防を行うこともできます。

 

これから2回に分けて「犬ジステンパー」、「犬糸状虫(フィラリア)」をお話していきたいと思います。

今回は「犬ジステンパー」です。

 

(1)犬ジステンパー

発症した場合は、犬の場合と同様に重篤な症状を示し、しばしば致命的となります。そこで、フェレットに対してもワクチンによる犬ジステンパーの予防を行うことが望まれます。